鹿屋ハートセンターの床材

- 院内感染対策を考慮して -

鹿屋ハートセンターの感染対策ポリシーの一つは「掃除がしやすい」です。

鹿屋ハートセンターの2階病棟の床です。アキレス(株)様のアートオプティマを使用しています。この床材の特徴は可塑性に優れており床材を壁面に立ち上げ施工することが可能なことです。一般的な壁面への立ち上げは幅木を置いて垂直な角を形成しますがこの床材の立ち上げでは角は曲面を形成します。このため角の埃だまりが軽減されます。これが清掃性を高めるのです。1階事務室のオフィスフロアー以外すべての施設内の床はこの構造です。

また、単層構造になっていること、耐摩耗性スルーパターン構造になっていることよりワックス処理が不要であり、床のワックス処理後の排水の問題も発生しません。つまり環境にもやさしいのです。

壁面の耐衝撃性にも優れていることよりストレッチャーのぶつかる医療施設の壁材にも適していると思われます。

難点は単位面積当たりのコストが高いことです。