鹿屋ハートセンターのトイレ

- 院内感染対策を考慮して -

1階男性用トイレ 小便器が床置きではなく壁掛けとなっている

 

1階身障者用トイレ 大便器も壁掛けになっている

 

鹿屋ハートセンターの感染対策ポリシーの一つは「掃除がしやすい」です。

トイレが汚いレストランに行くとどんなに料理が美味しくても次に行く気にはならないものです。飲食店に求められる清潔と医療機関に求められる清潔ではどちらが要求が厳しいのでしょうか?当然、医療機関であるはずなのですが、トイレが清潔とは言えない医療機関は少なくありません。このため鹿屋ハートセンターでは清掃は外注せず職員自らが毎日清掃することにしています。目標は「おすし屋さんより清潔な医療機関」です。

床がフリーの壁掛け型の便器は清掃性の高さより採用しました。確かに床面に便器の立ち上がりがないために清掃は容易です。ちなみに鹿屋ハートセンターの便器はTOTO様のものです。もちろんウォシュレットです。このような壁掛けタイプの便器はINAX様からも発売されています。どちらのメーカーもトイレに設計に当たり親身にアドバイスをくれました。両社のWEB SITEもバリアフリー化のための提案が充実しています。

使ってみて感じている難点は床置きの便器と比べて、便器が詰まりやすいようです。メーカーには是非とも改善をお願いしたいものです。コストも床置き型と比べて高価です。また、心配は長期の耐久性はどうなのだろうかという点です。

この壁掛けタイプの大便器はすべての病室に設置してあります。この結果、トイレが近いのでトイレに近い部屋に入院したいという方は発生しません。どの部屋でもトイレは近いのです。各室トイレにした結果、入院患者の部屋決めは楽になりました。