平成12年1月から7月まで、当時在籍していた名瀬徳洲会病院のある奄美大島で地元の新聞社である南海日日新聞の依頼で連載コラムを書きました。8年の月日を経て内容も古くなったと思っていましたが、読み返してみると平成20年の今でも十分に役に立つように思います。このため鹿屋ハートセンターのウェブサイトにも掲載しておこうと考えました。文章は新井英和が書いたものですが、イラストは南海日日新聞が当時用意してくれたものです。

 長い循環器医のキャリアの中で無力感に襲われたことは少なくありません。昨日受診してくれたら助かっていたのに、今日まで我慢していたばかりに失われた命をたくさん見てきました。病院で待っているだけでは救えない命があります。ぜひ多くの方に、命のあるうちに受診していただけたらと思います。そのために知っておくことはほんの少しなのです。

   
連載第1回 少しの知識で助かる命
連載第2回 軽い狭心症の段階での治療が肝心
連載第3回 科学的な根拠にもとづいた心臓病の治療
連載第4回 人間ドックを受けているから安心?
連載第5回 心筋梗塞は生活習慣病?
連載第6回 胸がおかしいと思ったらすぐに救急車を
連載第7回 ニトログリセリンの上手な使い方
連載第8回 将来の大病を防ぐ薬の治療
連載第9回 不整脈と薬
連載第10回 心臓病からくる脳梗塞
連載第11回 失神発作とペースメーカー
連載第12回 医者と患者の信頼関係

 


鹿屋ハートセンター  郵便番号893-0013 鹿児島県鹿屋市札元2丁目3746-8 電話 0994-41-8100